各種とりくみ報告
御巣鷹山慰霊登山

2026年5月13日、日航乗員組合の芦澤氏を案内人として日航123便事故跡地である御巣鷹の尾根へ慰霊訪問しました。
登山行程
登山口までバス移動
事故当時、捜索救難本部になっていた群馬県多野郡上野村は都心から100km以上離れており、下仁田ICまでは関越道、そこから下道で山間部を分け入ったところに所在します。
現場へむかう道中は都心から3時間ほどあるため、芦澤氏による、事故調査報告書や、当時の事故調査そのものにおける問題点などの説明や現在の各種論調におけるポイントの整理がありました。

慰霊碑まで資材を持って歩く
登山口の段階で標高1359mあり、現場の1539mまで登山を行うことになります。約200mの登山ではありますが、急峻な地帯が続くため角度が厳しいものの、階段や柵が設置されており、足場も安定していることから未経験者でも問題無く登山できると思われます。ただし、奉仕活動として余力がある方は、この階段等を保守整備するための資材の運搬協力をします。土嚢や柵となる鉄パイプなど上部で土木作業を行うための資材をもってあがりますが、参拝客のレベルにあわせるため必ずしも強制ではありません。昨年はアスファルト資材でしたが今年は鉄パイプを運搬しました。

慰霊碑参拝
登山口から数十分で昇魂之碑に到着し、手を合わせました。芦澤氏より、事故機が旋回しながら山肌に接触し、そこからどのような姿勢で現在地まで到達したかの説明、そのうえで、当時のボイスレコードを参加者で聞きました。

慰霊の園へ
参拝後、上野村にある「慰霊の園」へむかいました。慰霊の園では記念式典を執り行うほか、事故現場で発見された身元不明の遺骨等もあわせて納骨されており、遺族にとってなくてはならない場所になっています。園の中央には納骨されている場所も含めたモニュメントがあります。合掌した手をイメージしており、その手の先には事故現場があるように設置されています。園には資料館もあり、一部遺品の他、当時救難対応に尽力された上野村の方々の回想VTRや、遺族連絡会の会報などもあります。
慰霊の園を後にし、すべての行程を終了しました。
まとめ
この事故のみならず、歴史上発生してきた事故ひとつひとつを大事にし、後世に語り継ぐことでさらなる安全体制の強化につなげていくことがわれわれ航空労働者の使命であると、今回の慰霊登山に参加して強く認識をしました。
初めての方はもちろん、複数回参加することでとらえ方に変化が生まれるかもしれませんので、これからも引き続き、このとりくみを行っていければと思います。